書道展に出品せよ?


困りました〜
口先で言っているのではなく、本当に困りました・・・


実は私は、サボリにサボって、月に一度、良くても二度…といった頻度で書道を習ってるんですが、これまで逃げに逃げ、避けに避けてきた展覧会に、とうとうその不真面目さに痺れをきらした先生から、「なんでもいいから出せっ!」と命じられてしまいました…。


あぁ〜
困った・・・


「なんでもいいから」って言ったって、「なんでも」ホイホイすらすら書けるようなら、誰も苦労しやしませんって!


…どうも私には、書道にしても、絵画にしても、筆を持って何かする…というワザは向いてないみたいなんですよね〜
ようするに「才能」がないんですよ!
「センス」もない!
人様がお書きになった作品を見て、あーだこーだ批評する「眼」はあると思ってるんですが、自分でそれを作り出す力には、残念ながら恵まれなかったわけです。
そもそも書道に関して言えば、結婚式などで名前を記帳する時に恥ずかしくない程度に…といった目標設定ではじめたものなので、「展覧会に出品」なんて考えの外もいいところで、私のやることではないと思いますし、正直なところ、それに出品するために何百枚も練習するのも面倒臭いわけ・・・


同じことでも、ピアノの発表会は、毎年の楽しみで、わくわくドキドキ、練習も少しも苦になりません。


どうしてなんでしょうね?


そう思って、少し考えたんですけど、思えば子供の頃から、私は書道や図工の時間で何が一番キライだったかと言うと、「後片付け」なんです!
筆やパレット(硯)や水入れや、そういう道具類を、多くの級友と順番に洗って時間内に教室を移動するという、ただそれだけのことなんですけど、それが本当に面倒くさくて、ウンザリしちゃってました。


大人になった今も、書道の先生のお宅で、自分の持ち物を片付けて撤収するのに、どうもモタモタしてしまって、(洗ったものの水気を完全に拭き取ろうとしたりするのがイケナイのかも?)、妙に居心地の悪い思いをするわけです。


その点、音楽の授業は最高でした♪
道具を洗う手間もなく、体育のように着替える必要もなく、楽譜さえあればOKだもんっ^^
ピアノのレッスンに行ったって、洗うのはせいぜい自分の手くらいのものですからねー




・・・と、いろいろグズグズ言って抵抗しているわけですが、どうやら今回こそは、書道の先生も許してくれそうにない気配が濃厚で、10月までに「なんでもいいから」作品を仕上げなければならないようです。
うぅ〜〜〜ホント、いやだよぉ〜〜!




但し、私は、書道そのものは、けっこう好きです。


「作品を仕上げて出品する」ことと「後片付け」は嫌いですが、でも、「紙に筆で字を書くこと」は、相当に好きなんです。
実は書道って、音楽とよく似ていて、その一瞬に集中する無心の境地や、リズムやフレーズを感じて、そこに気持ちをググッと乗せていくところは、びっくりするほど共通した「快感」を伴うんですよね。
不真面目きわまりない弟子で、滅多にお稽古に行ってませんが、でも行けば行ったで、その後とても充実した気持ちになれるので、これはずっと細く長く続けたいと思ってるんですが、でもなぁ・・・展覧会への出品やら、そういうのはできたらやらずに済ませたいんだけどなぁ・・・


向上心がないと叱られそうですが・・・(*/。\*)