情報弱者支援について


シルバーバーチ読書会が終わってから、読書会常連である、高齢の男性の家に行きました。
というのも、彼は、お子さんからパソコンをいただいたのだが、メールのやり方もインターネットの見方も良く分からないというので、読書会の仲間とコミュニケーションを取るのに、電話という手段しかなかったからです。


まずは、メールアカウントを取得してみたものの、どうもメールの送信までがスムーズにいきませんでした。
そこで、次に、パスワード認証つきの無料掲示板をレンタルして、掲示板でやり取り出来るかを試してみました。
まあ、何とかうまくいきそうだったので、それでしばらくは様子を見てみることにしました。


が、私は今日の経験で、ある種のカルチャーショックを受けたのも確かです。
現在のIT文化が、いわゆる情報弱者をどれだけ置き去りにしているかということに対してです。


彼が間違えた、若しくは分からなかった点を、今思い出せる限り、挙げてみます。


1.文字入力位置が、現在どこにあるのかが良く分からない
2.ダブルクリックがうまくいかない
3.ひらがなを漢字に変換できない
4.デスクトップという概念が分からない
5.ネット上にある情報が、ローカルのパソコンに存在していると勘違いしている
6.全般的に、次に何をしたら良いかが分からない


他にもいろいろあったと思います。
私は、ITの仕事に従事している者として、情報弱者支援について真剣に考えねばならないと思いました。