精神世界系サイトの住人



 私などは、ごく一般の人々から見れば、「スピリチュアル」な世界にどっぷり浸かっている「ちょっと変な人」なわけです。 なにしろ、スピリチュアリズムのサイトをいくつか管理してますし、こんな日記を昼休みに書いていたりもします(^^;)


 が・・・、そういう私から見ても、「変だ!」「トンデモだ!」「アタマ大丈夫か!?」という方々が、この世界(《スピリチュアル業界》も含めて^^;;)には本当に多いと思うんですよね〜


 こんな言い方をすると非常に厳しいかもしれませんが、地上の現実社会に適応できないため、そこからの「逃避」として「すぴりちゅあるオタク」をやってる人々が、あまりにも多いんです。
 そしてしまいに、現実と妄想がごちゃごちゃになってしまって、自分自身ではそれに収拾がつけられなくなり、結果、なんだかよくわからないカタカナ語満載の定型「お祈り」やら、クリスタルand天然石系のお守りグッズやら、とにかく、私から見ても「あ〜アホくさ」と思えるものに依存しちゃってる人が、あそこにも、ここにも・・・という感じです。


 彼らは口にする言葉もだいたい決まっていて、「幸せになりましょう」「感謝です」「学びになりました」などなど、表面をやさしくなぞるような「癒される」感じが大好きで、その優しさごっここそが「愛」だと固く信じています。 お互いの傷を舐め合っているだけの安っぽい感情や、なんでもかんでも無秩序に受容することを、「愛」だと勘違いしているフシもあります。


 しかし、そうした「愛」を信奉する反面、好悪だけで感情的に判断する傾向が強い人たちなので、自分を否定する人、自分を不愉快にさせる人は、みんな「愛の無い人」と一刀両断に断罪されてしまいます。
 そんなわけですから、本人が定義している「愛」と「実際の言動」には、大きな矛盾が生じますが、彼らはそんなことは意にも介しません。 なぜならこうした人々は、自分にとって都合の悪いことや不快なものには一切目をつぶり、自分の狭い妄想の中だけで、すべてが完結してしまうからです。

 
 まあ、精神世界に関することは、まったく個人の自由ですから、私が横から「あなた変ですよ」という資格もないし、言う必要もないかもしれませんが・・・
 しかし!・・・自分だけの妄想や、自分だけの価値観の狭い世界に嵌まり込んでいる人というのは、自分以外のごくフツーの人の気持ちや考えを思いやる・・・という、ごくフツーの想像力には、著しく欠けている場合が多いのです。


 私は基本的に、人が死んで肉体を脱ぎ捨てたあと、霊界で最も必要なものは「想像力」だと思っています。 多くの霊界通信でも、そのように言っています。


 霊界での自分の精神状態は、実は、今こうして生きているこの世での状態と、何も変わらないそうです。(肉体の脳に障害がある場合はその限りではありませんが。)
 それならば、この世でおよそ「想像力」を働かさず、自分自身の妄想の世界にだけ閉じこもって生きていた人が、あの世にいって、いきなり「想像力全開」に変身するとは思えないじゃないですか?
 それとも、自分だけは霊的に特別だとでも思ってるんでしょうか?
 うぅ〜〜ん、もうそういう感覚からして、私は「変だ!」と思って受け付けられないんですけど・・・ これって、私の感覚が偏狭なんでしょうか?


 でも、ここが、私の出発地点でもあるんです。


 「変だ!」と思う気持ちは今のところ変えられませんし、かつ「変だ!」と主張もすべきだと思えばしたいです。
 しかし、「変だ!」からと言って、その人をまるまる拒絶、軽蔑すれば、そういう自分の心もまた、あまりに想像力に欠けたガチガチのものと言えるでしょう。 私だって、ずいぶん「変だ!」の多い人間ですし、完全な人間はどこにもいないわけですしね・・・


 ただ、だからといって「傷の舐め合い」=「愛」のような感覚を、ぬくぬくと認めたくはありませんし、精神世界に逃避して思考を停止させてしまうのではなく、そこから自分自身で歩みを進めたいわけです。
 なぜって、ここは霊界ではなく、地上ですから! 地上には、地上でやるべきことがありますから!


     (文責:ゆう)