男性を鑑賞する!


タッキー&翼カレンダー2004→2005今日の日記は、スピリチュアリズムとは全然関係がありません。 
スピリチュアリズムの“真面目な話”を期待していらした方は、ごめんなさい(^^;)
しかも、もう新年が明けて4日も経つというのに、大晦日の話です。


晦日、東京は雪でした。 
年越で雪が降るのは21年ぶりだったそうです。 
ほぼ全ての会社が正月休みに入り、学生も帰省してしまった都心の街は、一部の商業地域を除いてそれは静かなもので、普段は人でごった返している道や場所が閑散とします。 


そこにもってきての降雪でしたから、余程の用事がなければ誰も外出する気になれません。 
家の中からカーテンをめくって外を見ると、道を歩く人は皆無に近く、車も滅多に走っていません。 
「こんなにもシーンとした大晦日は、ちょっと記憶にないなぁ〜」と思い、自分もできれば今日は一日家でゆっくりしていたい・・・ところだったのですが、どうしても済ませなければならない用事があり、渋々外出したわけです。


セレフィカさんと私は、都内某所に向かいました。
すると、地下鉄に乗っていた女性の一群が、ある駅でどーーーっと降りたのです。
どちらかと言うとこの駅は、特に週末などは、耳に色鉛筆を挟んで片手にカラー刷りの新聞、頭にはなぜかハンチング帽という、見事に型どおりのスタイルで決めた「オヤジ」の群れがゾロっと降りる駅です。 
春から秋にかけては、オレンジ色のメガホンを持った人たちが、夕方からドドーっと押し寄せたりもします。
しかし、その日は大晦日でした。 
しかも、前述のようにけっこうハードに雪が降ってました。 
だというのに、そこで降りた女性たちは皆、かなり「力の入った」お洒落をしていました。 
そして、なんともいえない「熱い興奮状態」が、彼女達の空気に漲っていたのです。
「この人たちは、いったい何? 何をしにここへ?」 私は思わずつぶやいてしまいました。
とにかく大量の女性です。 
若いティーンエイジャーから、そこそこの年令とお見受けする方々まで、年齢層には意外とバラつきが・・・
一緒にいたセレフィカさんが、言いました。
「これは、ジャニーズだね。間違いない!」
「あ〜、なるほど! そうか〜ジャニーズだ〜!」・・・と、私。
そう、ジャニーズ恒例…とやらの「カウント ダウン コンサート」が、その駅最寄の場所であったわけですネ・・・


わざわざ言うまでもありませんが、「趣味がオヤジくさい」と中学生の頃から友人たちに指摘されていた私には、残念ながら「ジャニーズのファン」だった歴史はありません。
でも、「ジャニーズのファンをしている人たちへの関心」は、昔から大いにあるんですよね〜


中・高・大学時代の同級生には、なんだかんだいって「ジャニーズ・ファン」は複数いました。 
現在職場にも「実はジャニーズのファン」という人は、存外にいるわけです。 へぇ〜この人が!?…という主任クラスの有能な女性が、熱烈に「もっくんファン」だったりすることもあり、いやー面白いです。


女性が、「若くて」「綺麗で」「芸のできる」男性を鑑賞する・・・というのは、昔もなかったわけではありません。
江戸時代、大奥の女中がお忍びで歌舞伎を観に行ったり、その役者とちょっと遊んでみたり…というのはあったわけですが、でも、こういうことが出来る女性というのは、やはり限られていたわけで、それこそ経済的に非常に恵まれていない限り、そうそうできなかったはずです。
明治になって、富国強兵の帝国主義国家になっていく過程で、女性はますます狭苦しい枠内でおとなしく受身に生きることが強要され、それは昭和の敗戦まで続いたと思います。


ところが今やどうでしょうか? 
晦日に、しかも夜を徹して、あれだけの大勢の何万人という幅広い世代の女性が、ジャニーズを観にやって来るんです。 
雪が降ろうが、それがどうした!って感じですよ〜 凄いなぁ〜いいなぁ〜いい世の中だなぁ〜と、思いませんか?



・・・・・・というわけで、今日は本当に、スピリチュアリズムとは、何の関係もない話でした(*^ - ^*)ゞ





      (文責:ゆう)