結局は自分のことばかり

「スピリチュアリスト」とか、「シルバーバーチの熱烈ファン」とか、名称やカテゴリー分けはどうでもいいんですけど、要するに「霊的なもの」に強く興味を持つ人に、なぜか、人間としての常識やバランス感覚、優先順位のつけ方はどうよ? 変じゃないの?・・・という人、多いと思うんです。


いや、みなさん、いい方ばかりなんですよ(^^)
基本的に気持ちが優しい、思いやり深い人が、スピの方々のマジョリティーだと思います。
うちのセレさんなんかも、そうした善良で穏やかなスピさんの典型だし。


ただね・・・いい人なのはかまわない・・どころか、とても素晴らしいことだとは思うんですけど、一つ考えていただきたいなぁ・・と。




   自分がいい人であること


   自分の胸が痛まないこと


・・・・が、何よりも大切だ・・ってところ、ありませんか?


私、申し訳ないけれど、スピさんや心霊好き人間の中には、「実は自分にしか興味がない」・・という人、かなり多く存在してると思うんです。


「動機が大切」「動機が大切」って言うのはいいけれど、そうして自分の心の内にばかり目を向けているうちに、それしか考えられなくなるというか、そうした精神活動だけが目的になるというか。


表面的には、なかなか思いやり深く見えたり、ネット上では一見人格者という印象を持たれたりするかもしれないけれど、実際はいつでもどこでも「自分のことばかり」・・・に、なってる。
でも、そういう自分の偏りには、なかなか気付かない・・・。


こうした傾向が、より外側に向かって主張・表現をはじめて、結局もともとのバランスの悪さから破綻してしまった例が、まさに有希さんだと、私は思ってますが、同じ危険性を、多くの人が持っているわけで、有希さんの例は、特に珍しいことでもなんでもないと思います。


やっぱり、「動機が大切」を生活信条にするなら、同時に、それにばかり気持ちを向けすぎてはいないか?・・と重心を確認するセンスは必要だと思うんですよね。
そうでないと、結局は、本人がもっとも嫌っているはずの、ただの「エゴイスト」になってしまうんじゃないでしょうか?