消えないし消さない


私は、心霊学研究所のペーパーバーチさんには、ちょっと特別な親近感を持っています^^


なぜなら、まず彼は、わが夫セレフィカさんと、誕生日が同じなのです。
年齢はペーパーバーチさんの方がセレさんよりも上ですが、月日は同じく5月26日!
そう、今週の金曜日なんですよね〜♪


親近感を抱く「理由その2」は、ペーパーバーチさん宅にも、我家にも、「自閉症スペクトラム」に分類される子供を授かっていることです。




ペーパーバーチさんとうちのセレさんの誕生日が一緒・・・というのは、面白い事実だと思います。
一見すると二人は、まるで違う性格、パーソナリティーのようですが、私の目から見ると意外に似ているところもあって、やはり何がしかの縁を感じます。


あと、私は、ひとつ大きくペーパーバーチさんを尊敬していることがあります。


それは、彼が、「消えない人」「消さない人」…である点なんです。




ネット上でスピリチュアリズムニューエイジ等の精神世界系を扱っている人の中で、ペーパーバーチさんほど確固とした存在感のある人を、私は知りません。


存在感としては、確かに「心の道場」にも強烈なものがありますが、しかしあの方々は、自分たちからの定期的な発信を一方的に続けているだけで、ネット上での「対話」は決してされませんから、私にしてみればテレビの画面をボーっと見ているのと大差ない現実味の無さや距離を感じます。


現在もっとも世間に名を知られている「江原啓之」さんにしても、そのサイトは、年会費を納入して会員にならなければ全てを閲覧できず、したがって掲示板などへの参加も勿論出来ません。
まぁどちらにしても、いま江原さんは多忙を極めていらっしゃるので、会員になったところで、なかなか「対話」はできないだろうと想像します。


しかし、同じようにサイト上で実名を公表し、霊的真理に人生を捧げているペーパーバーチさんは、常に「対話」の場におられます。
ご自分のサイトの掲示板は当然ですが、必要とあればYahoo掲示板のようなところにもフットワーク軽く登場し、様々な人と意見を交換することを厭わずにされています。


その「意見交換」での口調が、いつも単刀直入で歯に衣着せぬものだから、なにかと反発されることも多いわけですが、でもね、ペーパーバーチさんの凄いところは、どんなに相手から感情的に嫌われようが、周囲から批判されようが、そこから逃げないことなんです。




そもそも、ネット上から自分の姿を消すことなんて、簡単に出来るんです。


その証拠に、どれだけ多くの方が、「対話」「論争」の果てに形勢不利とみるやいなや「消えて」いったことでしょうか。
掲示板への参加を止める。
サイトの管理人であったなら、その管理を止める。
サイト全てを根こそぎ消して去る人もいました。
自分の投稿を全て削除する人もいました。


この世、現実に生きているこの世・・・から消えることは難しいことですが(安易に自殺する人は後を絶ちませんけど・・・)、ネット上から消えることなんて、朝飯前のカンタンさなんです。
そしてまた後で、何事もなかったかのように、別人の名前、顔で、再登場することもカンタンです。
実に安易に消えたり、消したりできるのがネットです。
出るのも入るのも自由自在、自分にとって都合の良い自分、理想的な自分だけ・・・を見せていられる世界、それがネットです。


かくいう私だって、自分の本名をネット上に明かしてなどいません。
どんな職業なのかも言ってません。
セレフィカさんは、本サイトSpiritual Cordでそれを公表していますし、読書会なども開いて現実の自分を晒していますが、私には、それをする気がありません。
実生活は実生活、ネットはネット・・・と分けて考えています。


なぜなら、ネット上のゴタゴタや面倒を、現実の生活には持ち込みたくないから・・なんですよね。
私は普通にズルイ人間なので、ネット上からは、いつでも「さよ〜なら〜」とトンズラできるように計らっているのです。




ところが、ペーパーバーチさんは違います。


先にも書きましたが、彼は、絶対に「消えない人」「消さない人」なんです。
どんなに自分に都合の悪い過去だろうが、どんなに他人から非難され中傷された発言や記事だろうが、それを「消さない」し、自分も「消えない」。


このことの重みを、いったいどれだけの人が理解しているでしょうか?