「死」が怖いですか?(2)


かつて、「死」について考えるのは、もっぱら宗教の役割でした。
「死後の世界」も、それを信じる人は信じる、信じない人は信じない・・・というように、信仰の問題でした。

しかし、スピリチュアリズムでは、「死後の世界」は、信じるか信じないかではなく、科学的な手法によって「事実」として証明されています。
疑い深い人は、その「事実」すら疑いますが、そうした人は、たとえ自分自身が死んでも、自らの死をも疑う人なので、こちらとしては残念に思いながらも放っておくしかありません。




「死」は「無」ではありません。
私たちは、死ぬ前も、死んでからも、その肉体を失うほかは、何も変わらないのです。


では、肉体を失った私たちは、どうなるのでしょうか?


実は私たちは、肉体とそっくりの霊の身体を、今こうして地上に生きているときからもっています。
霊の身体は、肉体に重なるようにして、共に存在しています。


「死」とは、その霊の身体が、肉体から抜け出て、自由になる状態をさします。
その時に、苦しみはいっさいありません。
そして、霊の身体は、肉体そっくりなので、多くの人は、自分が死んだことになかなか気がつかないそうです。




(明日につづく)
        文責:ゆう