前世・・・「死」が怖いですか?(5)



知人が貸してくれた本には、「人間には前世がある」ということが、さまざまな事例をあげて沢山書かれていました。


私は、昔から新興宗教的なものは大嫌いでしたし、「霊」がどうしたこうした…という話にしても、「宇宙人」だの「UFO」だのの話にも、まったく興味がありませんでした。
むしろ、こうした分野に関心をもつ人のことをバカにしていました。


ところが、その「前世」を語った本は、なぜか私の心をとらえました。
なぜなら、もし本当に人に「前世」があるのならば、「死」は終わりではないからです。
「死」は「無」ではなくなるからです。


そして、私は、猛然と「前世」について調べたくなりました。
その結果、いろんな回り道をしながらも、やっとたどりついたものが、「スピリチュアリズム」だったわけです。




スピリチュアリズム
・・・「それって何?」と思った人は、上の『スピリチュアリズムの本が無料で読めます 』をクリックして下さい。
私がここでなんだかんだ説明するより、ずっと明快&詳細です。




今、私は、「死」はあまり怖くないです。


いや、正直に言えば怖いです。
でもそれは、やってみたことがないことにチャレンジする時の怖さ、行ったことがない土地に行く時の不安、初対面の人に会うときの緊張・・・と似たような感じの怖さです。
「私の場合は、どんな感じになるんだろう」という、そういう怖さです。
しかし、「死」そのものが怖い・・・というのではなくなりました。
なぜなら、「死」は絶対に「無」ではないことが分かったからです。


そう信じ込んで、思考を停止させているのではありません。
私に言わせれば、日常で「死」について考えることをできるだけ避け、現世での自己実現ばかりに心を向けていることの方が、よほど「思考停止」です。


「死」は終わりではなく、私たちの永遠につづく「霊」としての旅の、ひとつの区切りであり、始まりです。




       (文責:ゆう)