塾の講師

学生時代、塾でバイトしてました。


その塾は、学校からも家からも近く、時給は学生にしては高額、しかも夕食まで出してくれたので、思えば最高のバイト先でした。


でも、私自身は、あまり良い先生ではなかったな・・・と、思います。


まず、教え方がなっちゃいなかったですね。
例えば、ある問題が解けない生徒がいると、「え? なんで解けないの?」なんて、その子に聞いてました。
「わかんないから解けないんだよー」と、その子が答えると、「じゃあ、わかるようになるまで勉強すれば〜」などと言って、「はーい、次っ」みたいな有り様で・・・。
もう、どう考えてもダメダメ講師です(~~;)


だけど、教えた生徒達が志望校に合格すると、それはとても嬉しくて、逆に残念ながら不合格だったと聞くと、自分の事のように悔しかったですね・・。


彼、彼女たちは、今どうしてるのかなぁ〜
社会人として立派にやってるんだろうか・・・
もう子供がいたりするのかな・・・




それにしても、10日京都で起こった塾講師による小学校6年生女児殺人事件は、ショックでした。


「あっちへ行って」と言われたくらいで、そう簡単に人が、しかも子供が殺せるのか?
逮捕された男子学生は、その女の子が自分の苦しみになっていて、彼女がいなくなれば、苦しみも消えると思った・・・などと供述しているそうですが、そんな、呆れるような幼稚な発想の人間が、なぜ教育に関わっていたのか?
そして、なぜ、塾側は、彼の人間としての致命的な欠陥を、雇用の際に見抜けなかったのか?




・・・・あ〜しかし、どうして、このところこんなに「女の子」ばかりが殺されるんでしょう。




この塾講師は、相手が小6の「男の子」だったら、はたして凶行に及んだでしょうか?
男子生徒から「あっちへ行って」と言われて、殺意に火がついたでしょうか?


私は、その辺が実に微妙なところだと思うんです。
彼は、相手が「女の子」だったからここまで憎んだのではないか・・・と、思えてなりません。




いったい彼が、これまでの人生で、女性全般と、どういう関わりを持ってきたのか、非常に気になります。
特に、お母さんとはどうだったのか、それが気になります。