何度でも♥スピッツ


先月『CYCLE HIT』が発売されて以来、またまた私のスピッツへの熱狂が再燃してます。


以前はそれほどでもなかったのに、最近になって急に好きになった曲を繰り返し聴いてみたり・・・、長く自分にとって特別だった曲が、何年経っても胸にしみる存在であることを確かめてみたり・・・、とにかく要するに暇さえあれば聴きまくってるわけです^^;




スピッツがこれまでにリリースしてきたアルバムの中で、私が一番気に入っているのは何か?・・・と問われると、これはかなり難しい質問なんですが、あえて無理矢理に答えれば『ハチミツ』なんだろうなぁ〜
大ヒットした「ロビンソン」が入ってるアルバムですけど、「ロビンソン」以外の曲が、これにまったく引けをとらない完成度の高さで並んでいて、聴いててホントに楽しいですからね〜


でも、『ハチミツ』は確かに素晴らしいけれど、他も、スピッツのアルバムは、どれも聴き応えがあります。
クオリティーが高い・・・と、本気で思います。




これでも私は、子供の頃からクラシック音楽に浸かって生きてきたので、本来は筋金入りの「クラオタ(クラシック音楽おたく)」なわけです。
クラシック音楽を聴き込んでると、別に差別をするつもりはないんだけれども、たいていのポピュラー音楽は、暫くすると飽きてくるものなんですよね・・・
なにしろポピュラー音楽は、楽曲構造が単純なので、なんとなく先が読めちゃうんです。
その点クラシック音楽は、構造も和声進行も楽器編成も、何もかも複雑で、幅が広いからなぁ〜


でもね・・・スピッツは違いますね。


このバンドには、沢山の色があります。
一つ一つの曲に、個性的な別々の世界があります。
彼らでなきゃ実現しない多面的な表現があって、まるで万華鏡のような美しさを発散しています。
そして何より、「日本語」をこんなにも魅力的に綴るバンドが、他にあるでしょうか?




そんなスピッツも、メジャー・デビューして暫くは、売れなかったんですよね〜
デビューした頃から、草野さんが書く詩も曲も歌い方も、すでに今のクオリティーなんですけど、でも売れなかったんですよね・・・
しかも凄いことに、売れなくても、彼らは彼らのスタイルを、いっさい変えなかったんですよね。


デビュー・アルバムの『スピッツ』に、「うめぼし」って曲がありますけど、これなんか、今聴いても、本当の本当にいい曲。
第一声の「うめぼしたべた〜〜〜い」から、もうやられちゃった感じします。
あぁ・・・草野さん、あなたは天才よ・・。


その後のアルバム『名前をつけてやる』も、どの曲もシュールで好きだなぁ・・・。
オーロラになれなかった人のために』の中では、「田舎の生活」の拍の不思議さと穏やかな空気感がなんとも言えないし、『惑星のかけら』では、今聴くと「日なたの窓に憧れて」はメチャメチャいい曲だわ・・・。
そして『Crispy!』の中では「君だけを」ですよ〜〜 「題」はまるで少年隊みたいですけど、でもいい曲なんだわ・・・これ。


・・・で、5枚目のアルバム『空の飛び方』は、傑作です。
名曲「空も飛べるはず」もですけど、「不死身のビーナス」の素敵さときたらっ!

最低の君を忘れない
おもちゃの指輪もはずさない
不死身のビーナス
いつでも傷だらけ

なんでこんないい詩が書けるんだろう・・・
まいっちゃうよなぁ・・・


前述の『ハチミツ』はとばし、次にリリースした7枚目のアルバム『インディゴ地平線』も、私には特別な一枚です。
なにしろ「チェリー」が入ってる^^
でもアルバム表題にもなってる「インディゴ地平線」も素晴らしいです。
(注:ニューエイジャーがお好きな「インディゴ・チルドレン」とは無関係です。あたりまえだけど念のため!ヽ( ̄_ ̄*|||)

君と地平線まで 遠い記憶の場所へ
溜め息の後の インディゴ・ブルーの果て

つまづくふりをして そっと背中に触れた
切ない心を 噛んで飲み込むにがみ


8枚目の『フェイクファー』で好きなのは、「楓」です。
この曲は、聴くほどにいい曲。


9枚目の『ハヤブサ』は、たぶんこれが、私が普段一番聴いてるアルバムかもしれません。
全体的に気に入ってるんですよね〜 ハズレのないラインナップというか、どの曲もレヴェルが高いです。
特に「8823」は、始まりからいいです。

さよならできるか 隣り近所の心

・・・って、このフレーズ、最高だわ。
あと「ホタル」は名曲だと、しみじみ思います。


10枚目の『三日月ロック』では、「夜を駆ける」とか「ローテク・ロマンティカ」が好き。
この『三日月ロック』といい、最新アルバムの『スーベニア』といい、スピッツって、確実に進化を遂げていて、期待を絶対に裏切らないのが何より凄いです。




そうそう、こうした11枚のアルバムや、先月発売の『CYCLE HIT』には収録されてませんけど、「猫になりたい」って曲・・・。
好きです!
「猫になり〜た〜い」って、草野さんの歌声、可愛すぎるよっ



どーでもいいことですが、私が好きだなぁ〜好ましいなぁ〜と思う男性って、みんな「猫」好きなんですよね^^;
スピッツの草野さんもそうだし、先日記事にした画家の藤田嗣治もそう。
あと夫のセレフィカさんも、猫好きですよ〜


ちなみに私は、「猫」って、ぜーんぜん好きじゃないんですけどね^^
セレフィカさんに言わせると、「ゆうちゃんは猫にそっくり」なんだそうですが・・・


・・・と、結局はのろけて、今日も支離滅裂なままブログを書き終えてしまうのでありました〜o(*^▽^*)o




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