ピカピカきらり(その1)


あいかわらずNHK朝ドラの『純情きらり』に、しっかりきっちりハマってます♪
これだけ誠意をもって毎日録画し見た朝ドラって、今まであったかなぁ・・・


なにが魅力って、まず主役の宮崎あおいちゃんが可愛い!
しかも彼女は、可愛いだけじゃなくて、実に演技が上手いんだなー


他の配役もなかなか良くて、味噌屋の女将役の戸田恵子とか、叔母さん役の室井滋は本当の本当に素晴らしいし、姉役の寺島しのぶ井川遥もイイ☆
「なんだよ大根役者っ」と罵りたくなるようなキャスティングは一つもなく、(・・・これまでの朝ドラって、まずヒロイン役の新人女優にそれを感じることは多々ありましたがね〜)、とにかく誰が画面に登場しても、安心してストーリーに身を任せていられます。


そして私がすっかり恋してしまっているのが西島秀俊演じる「杉冬吾」なんですが、彼のステキさは回を追うごとに高まるばかりですわぁ〜
私の影響で、同じくこのドラマにすっかりハマってしまった夫のセレフィカさんも、毎回一緒にビデオを見ながら「冬吾さんっていいよなぁー」と言ってます^^
人間のスケールが違うというか、優しさのレヴェルが別次元というか、とにかく「冬吾さん」は凄いんだっ!
こんなイイ役を、これまた魅力たっぷりに自然に演じている西島秀俊は、これからますます人気沸騰間違いなしって感じですね・・




しかし、とてもステキな『純情きらり』なんですが、お話の展開は太平洋戦争真っ只中とあって、それはそれは暗いですね・・。
それでもそんな暗さの中で、ときどき「きらり」と、人の心の美しさ、優しさ、愛・・・が光を放つ瞬間が丁寧に描かれていて、その度に「ちょっとーティッシュ取って〜」ですよ^^;


いやーもうなんでこんなに涙もろいんだろ・・・私・・。
朝ドラって、そもそもこんなに泣くものでしたっけ?
あんまり感情移入が進行して、下町に住んでいる登場人物たちが、あの東京大空襲をちゃんと生き延びるんだろうか…とか、やたら心配しちゃってますしね…


宮崎あおい演じるヒロインの「桜子」は、ピアニストを目指して東京音楽学校(今の芸大)に合格するほどの腕前だったところを、さまざまな理由で夢を断念することになりましたが、こういう点でも、私自身、すごぉーく共感しちゃうんですよね。
彼女が家計のために自宅のピアノを売ったシーンなんか、こっちの胸までキリキリ痛む悲しさで、ティッシュで何度拭っても涙がこぼれて困りました。




思えば、「好きなことができる」って、なんて仕合せなことでしょうか。


好きな音楽が聴ける。
好きな楽器を演奏できる。
好きな絵を「好きだ」と言える。
好きなように絵が描ける。
好きな本を読める。
好きなように本が書ける。
好きなものを信じられる。
好きなように「信じている」とも「信じない」とも言える。


私は、今なんと有難い時代と場所に生きているのだろうか・・と思います。