江原さんの新刊本
発売されたばかりの江原啓之氏の新刊本『あなたのためのスピリチュアル・カウンセリング』(中央公論新社)を読みました。
江原さんに関しては、いわゆる“正統派スピリチュアリスト”の間では賛否両論があり、批判的に見ている人も少なからずいるわけですが、私自身は、何を隠そう、この江原さんの著書でスピリチュアリズムに導かれ、シルバーバーチやその他の霊訓に着地した人間なので、江原さんにはずっと感謝の念を抱いています。
中でも、ハート出版から出された『人はなぜ生まれいかに生きるのか―新装版・自分のための「霊学」のすすめ』には、読んだ当時、大変感動しましたし、自分のこれまでの人生観が大きく揺さぶられたことを覚えています。
確かに、多くのスピリチュアリストが“有害性”を指摘しているように、お守り(厄除け?)シールやクリスタルがオマケについているような本も数冊あるので、それに対しては私も、「なんでそんなものが必要なんだろう?」・・・とは思いますが・・・
でも、私は思うんですよね。 そういう玩具的グッズが必要な人は事実いるわけだし、それが必要ない人は、無視していればいいだけなんじゃないかと。・・・ま、これについていろいろ書くと長くなるので、今日はやめておきますが、私としては、江原さんの功績は、たとえ様々なマイナス要因があるにしても、無視できないほど大きなものがあるとは思うんです。
さて、新刊の『あなたのためのスピリチュアル・カウンセリング』ですが、日々スピリチュアリズムにどっぷりつかっていて、それなりに知識のある者にとっては、取り立てて目新しいものはありません。
しかし・・・しかしです!
私、読んで、かなり感動したことも事実なんです。
あらためて気付かされたことも、いっぱいありました。
ややひねくれたところのある私(苦笑)が珍しく感動したのは、おそらく、江原さんの人柄が、非常にまっすぐ伝わってきたからだと思いますし、相談者への温かい思いやりや、でも決して甘やかさない厳しさに、彼の良心と愛情を感じたからだと思います。
霊的真理についても、至極真っ当な説明がされていますし、特に「苦しみ」を地上の物質的な視点で捉えるのではなく、霊的な視点で積極的に受け入れよう…という主張は各所でなされており、よくある耳当たりの良い人生相談本とは、大きく一線を画していると思いました。
この本は、あまり霊的な関心や知識などない、世間一般の悩める女性にも多く手に取られると思いますが、ここからまた私のようにスピリチュアリズムの真髄へと導かれる方が、一人でもたくさん出ますように・・・と、祈らずにいられません。
(文責:ゆう)
- 作者: A.W.オースティン,A.W. Austen,近藤千雄
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スピリチュアルな人生に目覚めるために―心に「人生の地図」を持つ (新潮文庫)
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