草野正宗と小川洋子


来月、ついにスピッツ公認のベスト・アルバム、『CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection (初回限定盤12cmCD付)』 と 『CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection (初回限定盤12cmCD付)』 が発売されます。


スピッツのベスト盤といえば、1999年に出された『RECYCLE Greatest Hits of SPITZ』があるわけですが、当のメンバーには納得のいかないまま発売されてしまった不本意なものだったようで、今回リリースされるものが初の公認ベスト盤・・・ってことになります。


・・・で、このベスト盤を購入すべきかどうか・・・を、今私は迷っているわけですね〜(^^;)


なぜなら、ここに入っている曲は、もうとっくに全部CDを持っていて、ほとんどは空で歌えるほどなんだもん・・・私。
なにしろめちゃめちゃファンだから!


それほどファンなら、当然今回のベスト盤は予約購入すべきなんですがね・・・(「初回盤限定特典」も付いてるし♪)・・・なにしろ『RECYCLE』も持ってるもので、そうなると同じ曲の入ったCDを3〜4枚持つことになるわけで、さぁーて、どうするべきか・・・。
悩むところでありますよ〜〜
(ファン・・・を自称しながらケチくさいやっちゃなぁ〜)




しかし、スピッツのヴォーカルであり、楽曲の作詩・作曲者でもある草野正宗さんは、もぉ絶対に天才です!
彼の詩のセンスって、ちょっと普通じゃないです。
非常に印象的な旋律を紡ぎ出す才は非凡を越えているしね〜 天才としか言えないですよぉ。
そして、あの声!
どこまでも透明感のある、でも少し投げやりで、甘えているようでいて、「孤独」をきっぱり受け入れてる声・・・。(変な表現だけど・・・でも、そういう声なんだもんなぁ〜)




さて・・・そして私のもう一人のお気に入り。


小川洋子さんです。


博士の愛した数式 (新潮文庫)最近は、とにかく『博士の愛した数式 (新潮文庫)』が大ブレーク中です。


確かに、『博士の愛した数式』は、傑作です。
素晴らしいです。
大好きです。
でも、彼女の作品の中でこれは、ちょっとばかり「異色」の作品かもしれません。


どちらかというと、この人の作品って、「怖さ」がありますからね〜
そして、この「怖さ」が凄いんです。
とにかく徹頭徹尾「濁りのない透明感」に貫かれた、ひっそりと静かに美しい、ただし筋金入りの「怖さ」です。


芥川賞を受賞した『妊娠カレンダー (文春文庫)』もそうですが、『ホテル・アイリス (幻冬舎文庫)』のようなテーマを、これまた濁りなく描ききる筆力たるや、この作家はタダモノではありません。




・・・で、『博士の愛した数式』は映画化されて、公開中なわけですが・・・これも、観に行くべきかどうか悩んでるわけですよ・・。


思えば何かと、つくづく、ケチくさい「ファン」なのであります・・・私って・・・(*/。\*)




ハヤブサ

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三日月ロック

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ホテル・アイリス (幻冬舎文庫)

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余白の愛 (中公文庫)

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