江原啓之スペシャル


年末に録画してあった、江原啓之スペシャル『天国からの手紙』を、やっとさっき見ました。


いつものことですが、この番組を見ると、ティッシュ1箱がみるみるうちに無くなってしまいます。
幼い子供に不慮の事故で突然先立たれてしまった親の悲しみと後悔。
放火による火事で死んでいった家族に対する、残された者の苦悩。
幼くしてたった一人の肉親である父を失くした少年の孤独。
突然の夫の死から、女手一つで子供を育てる妻への、あの世からのメッセージ・・・。


この番組のことを、「ヤラセ」だとか、江原氏の霊能力は「インチキ」「ニセモノ」だとか、いろいろ言う人はいます。
例をあげれば、あの「心の道場」さんや、その「教え」にかぶれた方々は、もの凄い「反江原キャンペーン」を展開されていましたよね。


しかし、私は思うんです。


私は、江原さんの番組は、100%とは言えないまでも、95%以上は見ていますが、彼の出演しているTV番組が「ヤラセ」であるとは、到底思えないんです。


そりゃもちろん、テレビですから、多少の演出や編集はあるでしょう。
でも、そうした演出や編集を「ヤラセ」と表現してしまったら、あらゆる一般のニュース番組も「ヤラセ」ということになります。
ニュース映像だって、どういうアングルから撮影し編集するかで印象はかなり変わるはずですし、インタビューにしても、放送されるのは局側が選んだごく一部です。
何か捏造された嘘の情報でも出さない限りは、それを「ヤラセ」とは、誰も言いませんからね。
演出や編集によるちょっとした作為なんて、想定の範囲内wなんじゃないんですか?


それに、どんなメディアにも、それなりの「嘘」はあるわけで、受け取る側は、それを承知の上で接することこそ大切でしょう。
そもそもテレビで放送されるものを、ニュース番組だろうが鵜呑みにする方が浅はかなわけで、ましてや「心霊」を扱った番組ともなれば、まずは「疑ってかかる」のが基本姿勢であるべきだとは思います。


そうした姿勢で見た上で、なおも私には、江原氏の『天国からの手紙』や『オーラの泉』が、「ヤラセ」だとは、どうしても思えません。
確かに演出過多な部分はあると思いますが、でも、それはテレビですからね〜




そして、彼の著作ですが、これにしても、批判する人は、いったいどういう読解力をもって読んでいるのかな?・・・と思いますし、あるいは、「実は本屋での斜め読みで、ちゃんと読んでいないんじゃないの?」・・・とすら思います。


これでも私は、江原さんの本は、ほぼ読破していますが、きちんと素直に読めば、書いてあることはどれも骨太で、非常に納得のいく内容です。
本によっては、江原氏が言うところの「お粥本」もあり、それらは、ある程度「読書の習慣」が身についている人にはもの足りない内容かもしれません。
でも、年末に出版された対談本、江原啓之への質問状 スピリチュアルな法則で人は救われるのかは、なかなか面白かったですね〜


江原啓之への質問状 スピリチュアルな法則で人は救われるのかインタビュアーの丸山あかね氏が、いい意味で「物分り」が悪く、かつ、遠慮も慎みもなくズケズケとモノを言うので、そこからまた新鮮な切り口が提示されるのが、単純に読み物としても楽しかったです〜
江原さんがまた、丸山氏に対して一歩も引かず、あの柔和な表情に隠された「強気」な一面を絶妙なバランスを取りながらとはいえ発揮していた点も、好ましい気がしました^^




・・・・・と、まぁ、そんなわけで、私は、今年も江原さんを、やや斜に構えて地味ながらも「応援したい」と思っているのでありました♪